歯科麻酔学会認定医について

歯科麻酔とは

歯科麻酔の特色を一言でいえば、全ての患者さんに『全く痛くなく、怖くもなく、何ら不安も感じず、そして快適で、安全に歯科治療を受けて頂くこと』にあり、この点でいわゆる医科の麻酔とはかなり趣を異にしています。
具体的には、下記の質問のような事項を解決するための、『歯科の専門部門』の一つです。
  • 歯科治療時、『痛い・つらい・怖い・不快・気分が悪くなる』などの体験をしたことはありませんか?
  • 『歯科治療は、痛い・怖いから・何となく不安などで歯科へ行きたくない』と、今思っていませんか?
  • 『心臓が悪い・血圧が高い・心身に障害を持つ・高齢で寝たきり』など身体のことが気がかりで、歯科へ行くのをためらっていませんか?
  • 『心身の障害・聞き分けがないため・暴れて歯科治療をしてもらえない』などで困っていませんか?

歯科麻酔学会認定医の必要性について

近年、歯科医療は急速に進歩し、歯科インプラント・歯の移植・粘膜移植による歯周治療・顕微鏡を用いた口腔外科手術など、さまざまな高度先進的歯科治療や手術が日常的に行われるようになりました。
しかし、これらの治療や手術には複雑かつ緻密な技術を用いて、少なくとも通常、数時間以上を要します。

使用する局所麻酔には、極めて固いアゴの骨の広い範囲を確実に無痛にし、さらにこの無痛が長時間にわたり確実に持続するように、特別な配慮(伝達麻酔法など)が必要となります。
また、長時間にわたって頭部の不動を強いられ、大きく口を開け続けるなどのさまざまな苦痛をなくし、治療中を快適にする精神鎮静法(リラクゼーション法)なども必要不可欠です。

言いかえれば、高度で先進的な歯科治療や手術をするための麻酔には、通常とは異なる、特別な局所麻酔法や精神鎮静法といった『高度で、先進的な歯科麻酔の専門技術と知識が必要』ということになります。

このような高度先進的歯科医療に限らず、抜歯やむし歯の治療など、ごく普通の歯科治療ですらひどく痛く、極めて不愉快なものであり、中には緊張のため、歯科治療中に血圧が異常に上昇したり、脈が不整になったり、呼吸が苦しくなったり、気分が悪くなったり、時にはショック状態になったりする方や、歯科治療に対して強い恐怖感を持つようになり、歯科医院に全く足を運べなくなった方もおられます。

さらに、高齢で寝たきり・心身に重い障害がある等の理由で、通常の歯科治療が困難な方や、血圧が高い・心臓が悪い・糖尿病など、全身的な病気を持っている方の場合、その持病が悪化する・他の大きなトラブルを誘発するなどの可能性も高く、安全な歯科治療に懸念が生じます。

上記のいずれの場合でも、極めて安全に、かつ確実な歯科治療を行うためには、心電計・血圧計・体内酸素濃度計などを使って、呼吸や心臓などの身体のさまざまな状態を、治療中も常に監視しなければならないのです。

歯科麻酔学会認定医は、治療時の痛み・患者さんの治療に対する恐怖や歯科に対する漠然とした不安などをなくし、
気持ち良く、快適な気分にする精神鎮静法や、場合によっては全身麻酔法を併用するなど、歯科麻酔の専門の知識と技術を生かして治療を行っています。
日本歯科麻酔学会認定医

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